不眠症の症例(1)
来院者
女性 40代 富田林市在住
初来院
2016年8月
初来院までの体の状態と経緯
子供の頃から首肩こりがすごかった。内科や婦人科で診察してもらっても異常はなく、更年期障害や自律神経失調症を疑われる。プレマリンという女性ホルモンの卵胞ホルモンを補う薬を処方されていた。
来院前までは90分から120分、マッサージをしてもらって乗り切ってきたが最近はすぐに元に戻ってしまっていた。
他の体の不調
頭痛・首肩こり・不眠・手のしびれ・吐き気
既往歴
特になし
施術の内容と経過
自律神経に関連深い脳幹・心臓・胃にも疲れを察知。胃を押さえるとグル音。
肉体的・精神的共に相当の疲れが認められたため、心体両面を整える施術を行う。
2回目来院時に今までマッサージでは全く取れなかった首肩こりが相当軽くなるだけでなく、視力がアップしたのかと思うほど明るく見えるようになる。ただ、出勤時に首周辺に発汗。勤務が相当ストレスになっている模様。
5回目時点で午後10時に寝ても午前1時に目が覚めてしまう。眠れないことでイライラしてしまう。
11回目で眠れるようになってくるが、胸の苦しさが新たに現れる。
13回目で勤務をやめた途端、胸の苦しさがなくなる。
15回目でぐっすり眠れるようになる。
施術方法
刺す鍼(置き鍼)・刺さない鍼・肩甲骨はがし
考察
入社時経緯からなかなか勤務を辞めることが出来ない、と思い込んでいた様子だったが、娘さんに仕事と体、どちらが大事か、と問われ、決意し辞意を伝えるとあっさり了承されたとの事。
マッサージがいい、と長年通っていたが筋肉をもまずに首肩が軽くなる、というのはご本人にとって大きな驚きだったとの事。
マッサージはほぼ筋肉のみへのアプローチになるため、内臓やメンタル、脳などに疲れがみえたこの方にとっては合わなかった。
あらためて複合的に体を診ることの重要性を感じた。
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アクセス情報
住所 | 〒589-0011 大阪狭山市半田1-672-6 アール店舗2F |