要注意!頭痛・めまい・耳鳴りに悩む人のクセとは?
当院には頭痛やめまい、耳鳴りに悩む方がたくさんいらっしゃいます。
これらの方々の共通点は、「首から上に各症状の原因がある」ということです。
頭痛のおもな原因ですが、首肩や頭の筋肉の緊張により起こります。
めまいのおもな原因は、耳にある三半規管から大脳に至るまでの疲れです。
耳鳴りのおもな原因は、耳にある蝸牛から大脳に至るまでの疲れと、頭痛と同じく首肩や頭の筋肉の緊張により起こります。
なぜ、首から上に症状が出るのでしょうか
首から上に症状が出ている方々の共通点の1つに、「顎が上がっている」ことがあげられます。ストレートネックですね、と整形外科で言われたことがあるかもしれません。
横から見たとき、おでこより顎が前にあるのです。 こちらの女性の写真をご覧ください。
この女性、おでこと顎、どちらが前に出ているでしょうか?顎の方が少し前に出ています。
そして、首筋に注目してください。首の筋肉が緊張しているのがよく分かります。筋張っています。
顎が前に出ることにより、首の筋肉が緊張し、首の血管が圧迫されるのです。
首から頭に行く血管はおもに2つで、首の前を通る総頚動脈と首の横を通る椎骨動脈があります。ともに脳や耳に繋がる重要な動脈です。
首の筋肉が緊張しないようにするには?顎を引けばいいのです。
「正しい顎の引き方」をご存知ですか?
では、 多くの方は顎を引いてください、と言われると顎を下げる(=首を前に倒す)ことにおでこを前に出すのです。
これだけをすると二重顎になりやすくなり、首が短く(見えなく)なってしまいます。これは間違いです。ではどうすればいいのでしょうか?
正解は、『首を後ろに引く』です。でも、首を後ろに引く、ってどうすればいいの?と思われるかもしれません。
「首を後ろに引いて下さい」と伝えると、単に首を後ろに倒す動作をされる方がいらっしゃいますが、これは違います。息苦しくなります。
では、どうすれば首を後ろに引けるのか、というと、「肩甲骨を(後ろで)引き寄せる」のです。これをすると、首が自然と胴体の上に乗ります。首の筋肉が緊張しにくくなります。
実際にやってみると、肩甲骨を寄せている感じより胸を張っている感じの方が強く感じるかもしれません。
では、どのくらい肩甲骨を引き寄せればいいのでしょうか?
目安としては、両腕を真横に来る様に上げていただきます。
腕を下ろしたときに、小指がお尻に少し触れる程度のところに来るくらいにして頂きたいのです。この時、腰の筋肉を緊張させすぎないように気をつけてください。それから少しだけ顎を下げるのです。
すると、首の筋肉は今までより緊張しなくなります。
ポイントは、首は実際にはあまり動かさず、胴体を起こすことです。
注意点
注意点があります。首を前に倒しただけの場合、首が前に出た状態が改善されていない為、首の筋肉が緊張してしまいます。
坐っている時に特に注意が必要です。パソコンをしている時など、体が前に倒れやすくなってしまい、猫背になってしまいます。背もたれにもたれないけど、背中がついているくらいがいいのです。
頭(頭頂部の髪の毛)が上から少しだけ引っ張られているようにすると首が長く見えます(=顔が小さく見えます)し、胴体の上に頭が来るようになります。
首を後ろに倒そうとしすぎて反り腰になってもいけません。腰痛の原因になります。
正しく顎が引けると、今までより呼吸が楽になります。顎が前に出ている方は口呼吸をされることが多いのですが、顎が引けると鼻呼吸で十分酸素が吸い込めます。
色々書きましたが、まず肩甲骨を寄せるところから初めてください。そして、ご自身の姿勢を鏡や写真でチェックしてください。
症状についてくわしくはこちら
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