50メートルも歩けない
来院者
男性 80代 河内長野市在住
初来院
2013年5月
初来院までの体の状態と経緯
20年前から腰痛がある。外を歩く元気がないし、実際50メートルも歩けない。夜、ふとんに足を入れると足が熱くなりすぎて夜眠れない。整形外科に通う。
他にも1ヶ月前からめまい・ふらつきがあり、両足が痙攣(けいれん)してふるえる。両足首にしびれがある。そのため末梢性神経障害の薬、メチコバールを服用。
自律神経失調症かも、と言われていて、抗うつ剤のルボックスを服用。
便秘もあり、胃粘膜を保護する為の薬をもらうために胃腸科にも通う。
整形外科に通っていても全然良くならないため、娘さんが当院をインターネットで検索し、来院。
他の体の不調
めまい・けいれん・ふらつき・自律神経失調症・便秘
既往歴
胆石
施術の内容と経過
少し体勢を変えてもらうのも大変な状態で、当院に来るまでが一苦労。初回はうつ伏せになれず。
めまい・ふらつきがある、ということは首肩こりもかなりある状態。
最初の5回は腰痛とふくらはぎのしびれ・こむら返りが主訴となる。
6回目の施術前にMRIで検査し、第4腰椎が狭くなっている、脊柱管狭窄症だと診断される。家の周りを1周するのがやっとの状態。
9回目から左の腰痛が緩和され右メインになる。
16回目で歩く距離が伸びてきて、1キロ以上先の図書館まで歩けるようになる。1キロ先まで歩けるようになった、ということは脊柱管狭窄症は相当改善されたと判断。
20回目でめまいも消失。23回目の施術で終了。
施術方法
刺す鍼(置き鍼)・刺さない鍼・肩甲骨はがし
考察
めまいも脊柱管狭窄症も東洋医学の観点からすると「腎」なので、腎に対するアプローチは徹底した。これが奏功した。
寡黙な人だが、こちらのアドバイスをしっかり聞いていただいていた様子。
最初の10回は本当に短い距離も歩けなかったので、16回目で1キロ以上歩いた、と聞いた時は衝撃だった。
どうしても歩けなくなってくると外出するのも億劫になるが、少しずつでも歩く訓練をされていると、突然歩けるようになる時が来る方も多い。
症状についてくわしくはこちら
アクセス情報
住所 | 〒589-0011 大阪狭山市半田1-672-6 アール店舗2F |