患者さん目線の日本医療の欠点 (その1)
予防医療の不足
日本の医療システムは世界的に見ても高水準ですが、その中で「予防医療の不足」は大きな課題として浮かび上がっています。
まず、日本の医療システムは「予防」ではなく「治療」に重点を置いている点が指摘されます。
多くの医療機関や医師は、患者が病気になってからの治療に専念しており、病気を予防するための活動にはあまり力を入れていません。
これは、日本の医療費が治療費として使われる割合が高いことにも表れています。
予防医療が充実していれば、多くの病気が未然に防がれ、その結果、医療費の総額も削減できる可能性があります。
しかし、多くの人は病気やケガが治りさえすれば良いと考えがちです。
この考え方では、年を重ねるごとに回復が遅くなり、ケガや病気によって生活が制限されてしまうことになります。
平均10年間、制限付きの生活になる
日本人は平均して男性72.6歳まで、女性は75.5歳までは健康ですが、平均寿命は男性81.1歳、女性は87.1歳です。
つまり、男性は約8.5年間、女性は約11.6年間は自立した生活が送れなくなるということになります(2023年厚生労働省データ)。
平均すると約10年間、制限付きの生活を送らなければならなくなります。
その病気やケガがなぜ起こったのか、どういう生活習慣をすれば再発しにくくなるのかを知ることができれば、多くの人が予防医療に関心を持つでしょう。
しかし、病院がこうした情報を提供することはほとんどありません。
多くの人が老後に10年も誰かのサポートが必要な生活を送りたくないはずで、寿命いっぱい、元気に生活したいと願っています。
しかし、実際には対策なしで生活すると病気やケガで約10年間、制限された生活を送ることになります。
寿命いっぱい健康で生きるためには、普段から健康維持の行動を継続的に行う必要があります。
日本は今後、高齢化が進み、高齢者の数が増えることが予想されます。
高齢者が多い地方では、既に医療の崩壊が現実化しています。今後、健康でいることの価値が非常に高くなるでしょう。
ただ、病院に行っても痛みや症状を抑えるためのアドバイスはもらえるかもしれませんが、その人に合った健康になる方法を教えてもらえることはありません。
未病
東洋医学には「未病」という考えがあります。病気ではないが、健康でもない状態を指します。
この未病の状態は、痛みや症状をぶり返したり、他の病気になる可能性が高い状態です。
病気を感じなくなった・痛みが取れたからといって、その状態は必ずしも健康状態に戻ったわけではなく、未病の状態に過ぎません。
当院では、どのような生活習慣が病気やケガにつながるのか、どういった生活習慣であれば病気やケガの再発を防げるのかをお伝えします。
また、自然治癒力を高め、未病の状態から健康な状態を取り戻す施術も行います。
ぜひ、当院へご来院ください。
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