身体との対話(その7)
脳の働き
脳は、成人で1200~1500gの重さがあり、体重の約2~2.5%を占めますが、血液循環量の約15%を消費する重要な部位です。
脳が疲れると集中力、記憶力、判断力、創造力が低下し、感情が不安定になり、睡眠の質が低下し、身体に様々な症状が現れます。
自律神経は、意識せずに生涯にわたって働き続ける重要な部位です。主に内臓、血管、汗腺などの活動を管理し、生命維持に不可欠な機能を調整します。
「自分に合った」人や仕事を探す
脳や自律神経の働きを良い状態に保つことで、元気な時間が長くなります。
ここでいう「良い状態」とは、適度に緊張し、適度にリラックスしている状態を指します。
自分に合ったことをすることで、この「良い状態」を維持しやすくなります。
例えば、仕事や勉強でも、自分が得意で好きなことや自分に合ったこと、周りから評価されることをしていれば、この「良い状態」になりやすくなります。
周りから見れば多大な努力に見えても、本人にとってはそこまでの努力ではなく、長時間取り組むのが苦にならないものが理想です。
逆に、苦手なことや合わないこと、嫌いなこと、お金のためだけにする仕事を続けると、緊張し、血行が悪くなります。
人間関係でも同様で、気の合う人、腹を割って話せる人、お互いに笑顔でいられる人と会うと脳は喜びます。
一方で、会いたくない人や本音を話せない人と一緒にいると、とても疲れてしまいます。
「自分に合った」人や仕事を探すことで、人生が充実します。
自分に合っていないことを続けていると、身体にストレスがたまり、脳が症状を通じて「そういう時間はあまり過ごさないで」と伝えてくれます。
例えば、以前は問題なかった仕事が最近一気にストレスを感じるようになった場合、今の仕事を見直す時期に来ている可能性が高いです。
本当は才能があるのに、その才能を活かさずにいることもストレスになります。
これは人間関係においても同じです。
以前はウマが合っていたのに近ごろ話が合わなくなってきた場合は気を付けましょう。イエスマンばかりで周りを固めるのも良くありません。
会いたくない人に会うこともストレスになりますが、会うべき人に会わないこともストレスになります。
「自分に合った」は日々変化していきます。自分をよく観察しましょう。
次:身体との対話(その8)~病院の検査では何がストレス原因かが分からない~
身体との対話コラム
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